このページについて


I in the seaって何?

 ボクは1980年代の洋楽が大好きです。大好きな曲の中のひとつに、アラン・パーソンズ・プロジェクト という2人組の「Eye In The Sky」という名曲があります。今、30〜40代の方なら1度は 聞いたことがある人が多いんじゃないかな・・・今でも時々、TVやラジオでかかるし。

 和訳すると「空の瞳」。ここのタイトルは、この曲名をパロってつけました。たしか、 歌詞では別れた女性を嘲笑する内容でした。

 「I in the sea」は、海の中にいる時、もう一人の自分がボクを見つめている事に気が付く 時がある・・・たとえば、(オープンウォーター)レースで泳いでいて苦しくてしょうがない時、 「なんでこんな苦しい事をやってるんだろ?やめたい。バカみたい」と思うもう一人の自分が います。

 はたまた自分としては大遠征してきて、楽しくてしょうがないダイビングのハズなのに、 フと妙に冷静に戻ってカメラを構えるのをやめちゃう時があります。 なんで?!
 ボクの水に関する全てのルーツは小学校入学前に遡ります。

夏のある日に、父の会社のプールに遊びに来ていました。当然、当時は今みたいに泳げるわけ ではなかったです。ボクはビニール・ボートに乗ってまま、いつの間にかプールの一番 深い辺りまで来ていましたが、ボートがひっくり返って、そのまま背中からプールに 落ちて沈んでいってしまいました。

 恐怖感といったものは全然なかったです、むしろ水中から見た空の青さと入道雲が今でも   鮮明に覚えている気がします・・・ボートがひっくり返っていてボクがいないのを気づいた父が 慌てて泳いできて、水中からつまみ上げてくれたのでこんな事を書いていられるのですが(^^;)

 ↑みたいな事件があったので、小学校に入学して、すぐに近所に出来たばかりのスイミング クラブに通い始めました。ですから、ボクの水泳暦は軽く25年を超えてます。

 もしあの時、水泳を始めてなければ、当時興味があったサッカーを選んでいたかも。 今は全然興味ない・・・どころか(それが好きな人には悪いですが)、そんな暇があったら潜りに 行くか、泳ぎに行きます(^^;)
 ボクが子供の頃から多く見た夢のひとつに、空中をバタバタ泳ぐ夢がありました・・・ 初めてのスキューバ・ダイビングで、真鶴の水中から空を見上げたり、中層を泳ぐまでは。

 最近、父の会社のプールの底で見た空がもう一度見れないかと、ダイビング中に時々、 上を見上げる事があるんですが、未だにあの青さには再開していません。

 そして、オープンウォーターのレースで泳いでいる際も、時々空を見上げるんですが、未だに 水の中から見たあの空は・・・既に記憶の底で勝手に美化されてしまっているのかもしれませんが、 もし再開できれば、きっとボクの到達点なんだと思います。
 ダイビングをはじめて、既に10年以上も経過して、それなりに自分のダイビングスタイル らしきものも見つかりましたし、その集大成のひとつとして「海の中の散歩道」を先に 公開しました。 でも、それ以外のダイビングや、ボクの「原点」である水泳の方も「初心」と 積み重ねてきた事を忘れないように残しておこうかな・・・と、作ってみました。

 このページを作っている現在、数ヵ月後に埼玉県の大宮への転勤が決まっていて、色々な意味で かなり苦痛です・・・自分のライフワークだと思っている水泳もダイビングも、これから どうなっちゃうのか!?・・・そんな部分も確実にあるのですが。
 拙い文章に最後までお付き合いいただいて、ありがとうございましたー(_o_)